ブライダルチェックについて


トータルな検査コースでお体の安心を

当院ではご結婚前や赤ちゃんを迎える準備の前にトータルな検査コースを用意しております。パートナーへの感染予防、合併症妊娠及び母子感染を予防するため、 一度チェックをお勧めいたします。検査は女性医師・女性スタッフが丁寧に対応致します。


ブライダルチェックの概要

ブラダルチェックは、結婚式前に行う検査と思われがちですが、いつでも検査を受けることができます。

 

子宮頸がん、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの有無、クラミジア、カンジタ、淋病、梅毒などの性感染症(STD)、妊娠時に罹患すると赤ちゃんに影響がある疾患の抗体価などを調べます。

 

異常が見つかった場合には、速やかに対応いたします。

セット料金は単体での料金に比較し、割引価格となっております。


内診の流れ

お手洗いを済ませ、内診台に座ります。

《視診》外陰部の炎症、できものなどの有無を確認。気になる病変がある場合には事前にお伝え下さい。

《クスコ診》膣鏡にて膣内を診て、おりものなどを採取します。

《内診》子宮の位置や大きさ、硬さ、腫瘍の有無、痛み(子宮内膜症の有無)などを確認します。

 

2~3分間の内診です。

痛みをともなう人はほとんどいません。

 


検査項目一覧

PDFでも公開しております。


《基本診察》

月経の様子、既往歴などを伺います。

《子宮頚がん検査》

子宮頚がんの有無を確認します。子宮筋腫や卵巣腫瘍などの異常がないか確認します。
《超音波検査(エコー検査)》

子宮筋腫や卵巣腫瘍などの異常がないか確認します。
《HPV検査》

子宮頚がんの原因となるHPV感染の有無を調べます。細胞診単独の場合、前がん病変の発見率は70~80%ですが、細胞診とHPV検査をくみあわせると発見率がほぼ100%になります。

子宮頚部細胞診陰性+HPV検査陰性なら、次の子宮頚がん検診は3年後で大丈夫です。
《クラミジアPCR•淋菌PCR》

代表的な性感染症であるクラミジア•淋菌の感染を調べます。慢性的な腹痛の原因や不妊症の原因になることがあります。無症状であることが多いので、セクシャルデビューした、あるいはパートナーがかわった際には定期的な検査をおすすめします。
《帯下培養(カンジダ トリコモナス)》
体力の低下した時期や妊娠期、抗生剤をのんだ時などに発症しやすいカンジダ菌と、性感染症であるトリコモナス原虫の有無を調べます。
《B型肝炎》

性交渉や体液などを介して感染します。血液検査を行います。
《C型肝炎》

性交渉や体液などを介して感染します。血液検査を行います。
《梅毒》

最近増加している性感染症です。妊娠初期に罹患すると高率に胎児に感染し、死産となったり、先天梅毒を引き起こします。血液検査を行います。
《HIV(エイズ)》

性交渉や体液などを介して感染します。血液検査を行います。
《風疹(三日はしか)》

妊娠初期に感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群(白内障、心疾患、難聴などをきたす)にかかるおそれがあります。
《麻疹(はしか)》

妊娠期間中に感染すると流産のリスクが高まります。
《ムンプス(おたふく)》

成人後に感染すると髄膜炎や脳炎、卵巣炎などを引き起こすことがあります。妊娠初期に感染すると流産のリスクが高まります。
《水痘(みずぼうそう)》

妊娠中に感染すると肺炎など重症化することがあります。先天性水痘症候群(発育障害、神経系の異常など)を引き起こすことがあります。


その他の注意点

ブライダルチェックは病気の方を対象に行われる検査ではありませんので、健康保険は適用されません。

予め症状があるかたは保険診療(一般診療)でご予約ください。

 

早期発見できれば治療による負担も軽くて済みます。

自覚症状が出てから病院へ行くと、既に症状が進行していることもあります。費用的な負担や、何か病気など発見されたら怖いという気持ちもあるかもしれませんが、ご自身の体のことをよく理解するきっかけになりますので是非ご検討ください。